【活動レポート】FuJIスタートアップキャンプ3日目/ビジネスモデルを知り、考えが「伝わる」プレゼンを学ぶ

2024.10.02

スタートアップキャンプの前半2日間を通して、参加者たちは講師からの学びや仲間との交流を通じて、起業家精神の重要性を理解し、挑戦する意欲を高めました。3日目はこれまでの学びを生かし、具体的なビジネス戦略の構築やチームでの課題解決を実践する内容に取り組みます。参加者たちが自らのアイデアを現実に近づけるためのステップが、いよいよ本格的に進みます。3日目の詳細な様子をお伝えします。

3日目プログラム

3日目は「仮説検証」「提供価値の創出」「ユーザー体験のデザイン」をテーマに、起業案の作成やユーザーヒアリング、中間報告会を実施しました。各チームは自分たちのビジネスアイデアの実現性を高めるために、会場の外に出てヒアリングを行いました。これにより、サービスの改善点を明確にし、ビジネスアイデアをさらに具体化していきました。

  • 9:30 - 14:00 起業案作成・壁打ち・外出(ユーザーヒアリング)
  • 14:00 - 15:00 中間報告会
  • 15:00 - 16:30 【Session 5】最強のビジネスモデルを創造せよ!
  • 16:30 - 18:30 【Session 6】プレゼンの極意を学ぼう!

3日目に学んだこと

起業案作成・壁打ち・外出(ユーザーヒアリング)

午前中はチームで起業案について議論したり、実際に電話や外出をしてユーザーにヒアリングをしたりと2日間で学んだことを活かし積極的に行動していました。
企業・団体や地元スポーツチームから電話で聞き取ったり、仲間にアンケートしたり、チームによってやり方は様々です。中には、県庁を訪問した高校生もいました。

ヒアリングにあたっては依頼先や質問内容を決めるため、ビジネスアイデアの方向性を定めていく必要があります。最終日の発表会に向けて重要なポイントになるため、チーム内での議論にも熱が入りました。

セッション名:最強のビジネスモデルを創造せよ!
講師名:柴田 亜由美 氏(株式会社RePlayce セールスマネージャー)

ビジネスモデルに関する講義では、会社がどのようにしてお金を稼ぐか、その仕組みの重要性が紹介されました。具体例として、インスタグラムの広告収入やサイゼリヤの効率的な運営による利益の出し方がわかりやすく説明されました。また、「フリーミアムモデル」や「サブスクリプションモデル」など、多様なビジネスモデルについて学び、自分のアイデアにどう活かせるかを考える時間も設けられました。

グループワーク

グループワークでは、「花屋の新しいビジネスモデルを考える」という課題に挑戦しました。各チームからは、売れ残りの花を活用するアイデアや企業向けに空間デザインを提案するビジネスモデルなどが発表されました。他業界の成功例を取り入れて、自分たちのビジネスに新たな価値を生み出す方法が示され、各チームが積極的に意見を交わしました。

セッション名:プレゼンの極意を学ぼう!
講師名:山本 将裕 氏(株式会社RePlayce 代表取締役)

このセッションでは、プレゼンテーションの重要性と効果的な伝え方について学びました。プレゼンは、単に情報を伝えるだけでなく、相手に行動を促すための手段です。成功するプレゼンには、明確な目的、簡潔なメッセージ、そして具体的なデータや事例が必要です。また、話す順番を整理し、結論から話すことで相手に伝わりやすくなることも強調されました。

効果的なプレゼン事例

講師の山本氏が過去に行ったプレゼン映像を視聴し、具体的なテクニックや話し方を学ぶことができました。プレゼンテーションは伝え方を意識することによって受け手の共感を呼び、単なる情報提供ではなく、ビジネスチャンスや新たなつながりを生むことを学びました。

まとめ

3日目は、高校生たちがビジネスモデルの構築方法やプレゼンの効果的な伝え方を学んだほか、現場でのヒアリングを通じてビジネスアイデアを具体化する過程を直接体感しました。残りはあと1日。ここまでくると、高校生たちの顔つきはさらに真剣さを増し、発表会に向けた緊張感も伝わってきました。
最終日の4日目は、いよいよビジネスアイデアの発表会です。キャンプを通して高校生が考え抜いたアイデアがどのような形になっているか、楽しみです!

ニュース一覧に戻る